
スポーツ整形外科
スポーツ整形外科
スポーツに関係して発生する運動器のトラブルは、大きく「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」に分けることができます。「スポーツ外傷」は明らかな受傷起点のある「けが」であり、外から加わる1回の大きな力(衝撃)によって起こる捻挫や脱臼、骨折などをいいます。これに対して「スポーツ障害」は、繰り返して小さな力(ストレス)が筋肉や骨、靭帯、関節軟骨などに加わることで起こります。一定の部位で慢性的な疼痛や動かしにくさが持続している状態で、原因としては使いすぎ(オーバーユース)によるものが多くみられます。
小児のスポーツ外傷(腰椎分離症や足関節捻挫など)では傷害を見落とされたり、軽い対応で済まされてしまったりするケースが見られます。子供たちが痛みを訴える場合は整形外科受診を促してください。
損傷が大きい場合は、スポーツ整形外来を持つ基幹病院に紹介します。
当院で対応可能な場合、急性期(安静期)を終えたところでリハビリテーション(運動療法)を行い、治癒促進だけでなく再発予防や問題点の指摘などを行います。